お茶で養生!/ 漢方・薬膳
漢方などの東洋医学や、風水・気学などの東洋哲学の基本は、「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」と呼ばれる考え方です。
これは、自然界のすべては陰と陽に分類する陰陽説と、すべてのものは五行(木・火・土・金・水)から成り立っているという五行説が結びついたものです。
そして、五行というのは、季節や九星もですが、感情や体の機能にもあてはまっています。
ですから、その時の自分の状態を知ることにより、薬だけではなく、食べ物などからも、バランスを整えていくことができます。
今日は、その中から、「お茶」をご紹介します。
今はコンビニなどでも、いろいろな種類のお茶が買えますし、あまり深刻にとらえず、その時の感情や状態に合うものがあれば、参考になればと思います。
●「木」タイプ=凍頂烏龍茶・くこ茶など
いつも怒りっぽかったり、イライラしたり、自律神経のコントロールがうまくできない方は、「肝(かん)」の機能が働かず、全身に「気」が行き渡らない状態です。急に無気力になったり、めまい、肩こりがひどくなったりします。
●「火」タイプ=くまざさ茶・柿の葉茶など
神経質で、感情の起伏が激しく、興奮しやすい方は、「心(しん)」の機能バランスに負担がかかっています。急に動悸が激しくなったり、不眠状態が続いたり、神経質な状態になってしまいます。
●「土」タイプ=はとむぎ茶・玄米茶など
いろいろと思い悩んだり、考え込みすぎてどっちつかずになってしまったりという方は、「脾(ひ)」が弱くなっています。ここは消化機能を表しているので、ひどくなると過食や拒食などにも関わってきます。ここは「肝」からの影響も強く、ストレスをかかえこみすぎると、食事や消化機能が乱れてきたりします。
●「金」タイプ=スギナ茶・しそ茶など
「金」は「肺」機能、つまり呼吸を管理しており、感情だと「悲しみ・憂い」を表しています。ですから、激情というよりも、シクシク泣いたり、感受性が強すぎて、悲しみを人一倍感じてしまう方は、呼吸の調節がうまくできなくなったり、咳が出やすくなったりします。また、鼻炎や皮膚炎などのアレルギー体質の方も、ここに当てはまります。
●「水」タイプ=黒豆茶・グアバ茶など
「水」は「腎」機能で、成長や生殖器、アンチエイジングを管理しています。何かを常に恐れていたり、怖い目にあったりすると、一夜にして白髪になってしまうと聞きますが、これは恐れのための老化現象と言えます。また、トイレが近くなったり、骨が弱くなったりということも関連してきます。このタイプは、特に冷えにも注意なので、なるべく温かいものを摂る方が良いでしょう。
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