お祭りと修行/ 言葉の花束

先日、美容院に行ったときのこと。
担当していただいているオーナー美容師のKさんと、いつものごとく人生論になりました。
Kさんは、ご自分なりに確固とした信念をお持ちで、お話していても、とても勉強になります。
この日も、「やっぱり人生って何が起きても、自分の受けとめ方次第で、結果が変わってくる」ということについての会話になりました。
その帰りに思い出したのが、以前に聞いた小林ハルさんという瞽女(ごぜ)さんの言葉です。
よい人と歩けば祭り 悪い人と歩けば修行
瞽女さんとは、三味線を弾きながら歌や物語を聴かせて歩く、盲目の女性旅芸人で、主に山村や農村を回っていました。
新潟県県民百科事典によると、「一年のほとんどが旅で明け暮れ、目的の村に着くと<瞽女宿>という泊まりつけの家に荷をおろしては、家々を門付けし、夜になれば、村人が集まり瞽女の本領である段物や口説、民謡などをきかせ、喜捨の米や祝儀が収入となった。」 とのことです。
たいていは集団で行動していたそうですし、泊まる宿も専用のところだったので、やはりほとんどの時間、必ず誰かが一緒にいたのでしょう。
ただでさえ、女性にとっては仕事の選択肢が少ない時代、嫌だなと思っても、その人と行動せざるを得ない状況だったのでしょう。
でも、そういう人と一緒になったときは修行の時間、逆に良い人と一緒なら、毎日がお祭りのように楽しい!
きっと、自分で選ぶことができなかったからこそ、小林さんは、こう考えたのだろうと思います。
これは、今の私たちにも、もちろん通じることですよね。
選べない人ということであれば、例えば家族や上司など。
また、『人』ではなく、自分の人生に起きる『こと』と置き換えることもできます。
良いことが起きれば祭り 悪いことが起きれば修行・・・です。
修行ばかりでも辛いけど、毎日お祭りばかりでも地に足がつかなくなってしまいます。
やはり、これもバランスが肝心で、お祭りで盛り上がるから修行の厳しさに耐えられますし、修行があるからお祭りの楽しさがわかるのですよね。
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